来年度より改訂学習指導要領に基づいて編成された教育課程による授業が行われます。これに伴い、小・中学校で児童・生徒が使用する教科書が全面改訂され、どの教科書を使用するかを今年度決められることになります。 今回の教科書検定にあたり、「新しい歴史教科書を作る会」が作成した社会科教科書が、国内はもとより、中国・韓国をはじめアジア諸国から「侵略戦争を美化する教科書」「加害の歴史を免罪するもの」などの声があがり、外交問題に発展する厳しい批判が出されています。 教科書は、それを用いて学習する児童生徒にとっては、そこに記述されている事柄こそが事実となります。少なくとも教科書に、うそ・いつわりがあってはなりません。先日、教科書問題を考える多くの市民から教育委員会に公正で民主的な採択を要望する署名が提出されたと聞いています。 今回の教科書採択までの流れと、その際、現場の教職員や父母・市民の意見が十分に尊重され、公正かつ民主的なものとなるのか、教育委員会の方針をお聞かせ下さい。
「大里郡の採択地区協議会で協議して選定した教科書を教育委員会が採択します。同じ採択地区は同一の教科書を採択します。方針等前回と変わることなく公正確保に万全を記して行っていきます。各学校の教職員、展示会での父母等の意見を参考にして協議します。」
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